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第59回機械振興賞「中小企業庁長官賞」を受賞しました。

2024.12.23 | ニュース・リリース

株式会社チトセロボティクスは、一般財団法人 機械振興協会が主催する「第59回(令和6年度)機械振興賞」において、当社で開発した産業用ロボット制御ソフトウェア「クルーボ」について、「中小企業庁長官賞」を受賞いたしました。

表彰式は、令和7年2月20日(木)午後3時から東京プリンスホテル マグノリアホールで行われます。

■ 受賞概要

題目:
校正不要で超高精度制御を実現する産業ロボット制御ソフトの開発

評価していただいた点:

産業用ロボットと画像認識カメラを連携させて、人手に頼っていた作業をロボットに置き換える自動化が進んでいる。しかし、カメラの位置合わせやロボットのキャリブレーションに多くの時間を要し、把持した物の重量によるロボットアームの撓み方の変化や、移動式ロボットの停止位置誤差などに対応できない問題があった。本業績では、カメラによる位置合わせに積分要素を加え、カメラが認識した位置のずれに対する補正量が時間とともに累積され、幾何学的な誤差の影響を受けにくい制御方法を開発した。これにより、キャリブレーションなしで高精度制御が可能となり、位置合わせが難しい車輪付きの移動型ロボットでも正確な作業が行えるようになった。また、従来はキャリブレーションが困難であった複数の異なるメーカーのロボットを、容易に協調させて働かせることが出来るようになった点なども高く評価した。

受賞に関するURL:
https://www.jspmi.or.jp/system/l_conts.php?ctid=130502&year=2024

■「機械振興賞」について

機械振興賞は、機械産業における技術開発の一層の促進を図るため、優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者を表彰することにより、日本の機械産業の振興に資することを目的とした賞です。

賞に関するURL:
https://www.jspmi.or.jp/tri/prize/index.html