株式会社チトセロボティクスは、大阪大学基礎工学研究科機能創成専攻 身体運動制御学グループ西川敦研究室、立命館大学グローバルイノベーション研究機構川村貞夫研究室とクルーボの医療応用の共同研究を開始しました。
西川敦研究室では手術用ロボット開発の研究を進めて来ました。(参考文献など)
現在の手術ロボットは操縦型ですが、今後は自律型手術ロボットへの発展が期待されています。手術では高精度なロボットの運動制御が求められます。
ビジュアルフィードバック制御は自律型手術ロボットに有用な手段ではあります。しかし、手術に要求される高精度性能を求めるとキャリブレーションが大きな問題として立ちはだかります。そこで、チトセロボティクスの技術を活用して、3者が協力してこの問題解決に挑戦します。
共同研究課題:
キャリブレーションの負担の無いビジュアルフィードバック制御を用いた医療ロボット開発の基礎研究
参考文献
藤田岳, 上原奈津美, 山下俊彦, 西川敦, 河合俊和, 鈴木寿, 横井純, 柿木章伸, 丹生健一. “耳科手術支援ロボットの開発.” 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報, 2023 Mar;126(3): 181-184.
https://doi.org/10.3950/jibiinkotokeibu.126.3_181